カテゴリー「神社巡り 愛知」の2件の記事

2008年6月26日 (木)

熱田神宮(H20.6.22)

●熱田神宮(名古屋市熱田区神宮1-1-1)
熱田神宮の創始は、三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)の御鎮座に始まります。第12代景行天皇の時代、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国平定の帰路に尾張へ滞在した際に、尾張国造乎止与命(おとよのみこと)の娘宮簀媛命(みやすひめのみこと)と結婚した。草薙剣を妃の手許へ留め置いた。日本武尊が能褒野で亡くなると、宮簀媛命は熱田に社地を定め、剣を奉斉鎮守したのが始まりと言われる。そのため、三種の神器のうち草薙剣は熱田に常に置かれるようになり、伊勢神宮に次ぐ権威のある神社として栄えることとなりました。
以来伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として篤い崇敬をあつめ、延喜式名神大社・勅祭社に列せられ国家鎮護の神宮として特別のお取り扱いを受ける一方、「熱田さま」「宮」と呼ばれ親しまれています。
境内外には本宮・別宮外43社が祀られ、主な祭典・神事だけでも年間70余度、昔ながらの尊い手振りのまま今日に伝えられています。
昭和20年の終戦直前、神体である草薙剣を守るために飛騨一宮水無神社への一時的な遷座が計画されたが、8月15日の終戦により一時中止された。しかし、今度は上陸したアメリカ軍に神体が奪われる虞があるとして、8月21日、陸軍の協力を得て計画通り神体が水無神社に遷された。同年9月19日に熱田神宮に戻されたが、そのときにはすでに陸軍は解散していたため、神職が鉄道で移動した。社殿は伊勢神宮の式年遷宮の際の古用材を譲り受け、昭和30年(1955年)10月に再建されました。

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▶正門。

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▶西門。

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▶うっそうとした長い参道。

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▶西楽所の鳥居。

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▶凄まじく雨が激しくなってきました。

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▶拝殿。明治26年までご社殿は尾張造りでしたが、三種の神器奉斎の社であることから、伊勢神宮とほぼ同様の社殿配置・規模の神明造りに造りかえられました。

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▶拝殿からご本殿。

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▶この激しい雨の中、結婚式が執り行われていました。花嫁さんは大変かも知れませんが、雨の結婚式もいいものですね。

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▶雨の中の巫女さんの後ろ姿も味わい深いものがあります。

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▶祈祷殿(車祓い殿)。

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▶大幸田神社。

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▶六末社。南から、日長神社(日長命)、素盞嗚神社(素盞嗚尊)、水向神社(弟橘媛命)、今彦神社(建稻種命)、姉子神社(宮簀媛命)、乙子神社(弟彦連)。

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▶内天神社。社がなく、ご神木をお祀りしています。

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▶大楠。弘法大師のお手植えと伝えられ、境内には名古屋市内で最も古く大きな木(楠)もあり、同じく市内で3番目に大きな木(やはり楠)が清水社前に、そして4番目がこの「大楠」です。手水舎北側にあり、熱田神宮で最も有名な大木です。大楠は千年になります。

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▶西八百萬神社。

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▶菅原社(天神さま)。

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▶二十五丁橋。、板石が25枚並んでいるところからこの名がついており、名古屋では最古の石橋といわれています。昔ながらの優雅な姿は誠に見事です。西行法師が、これほど涼しい宮を誰が熱田と名をつけた、というユーモラスな唄があります。

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▶楠御前社。縁結びの神として世に知られる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉册尊(いざなみのみこと)の二柱をお祀りしています。尚、このお社には社殿がなく、垣をめぐらした中に社名の示すとおり、楠の神木が祀られています。

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▶楠御前社は、「子安の神」又は「お楠さま」と呼ばれ、種々の病気を治し、殊に安産の神としての信仰が厚く、小鳥居に干支や氏名を書いて奉献すると願い事が成就するといわれています。

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▶左から曽志茂利社、八子社、南新宮社。境内摂社である南新宮社は、熱田神宮唯一の朱塗りの社殿である。

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▶孫若御子神社。

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▶日割御子神社社殿。

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▶下知我麻神社。

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▶下知我麻神社拝殿。

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▶下知我麻神社拝殿からご本殿。

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▶別宮八剣宮拝殿。

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▶事代主社。

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▶大国主社。

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▶境外摂社松后社。 

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▶松后社ご社殿。

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▶松后社内の社。祭神不明。

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▶熱田神宮、下知我麻神社・別宮八剣宮御朱印。


●初えびす多賀殿・宝亀山 蔵福寺(名古屋市熱田区神宮2丁目11-12)
熱田神宮の参拝が終わって、次の目的地、正門をでたところのひつまぶしの有名店蓬莱軒に向かいます。

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▶開店30分以上前なのに、もうこんなに人がならんでいました。私も並びました。すると目の前に神社か寺院なのかもわからないような建物を発見。

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▶入口に初えびす多賀殿と書かれていましたが、神社かお寺かも不明です。何の案内板もありません。あとで調べると浄土宗西山禅林寺派の宝亀山 蔵福寺というお寺のようですが、そういった名前の表示はまったくありませんでした。

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▶ご社殿が二つあり、、どちらも歴史ある感じはします。

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▶お杓子が奉納されていますが、どういった意味があるのかわかりません。お杓子祈祷という表示はありましたが、

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▶御朱印見本。

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真清田神社(H20.6.22)

●真清田神社(愛知県一宮市真清田1-2-1)
延喜式神名帳に「眞墨田神社」として所載され、名神大社に列し、大正3年に国幣中社に列格した名社です。古くより尾張国一の宮とされ、所在地の愛知県一宮市は、この真清田神社の尾張国一宮からきています。真清田(ますみだ)というきれいな社号は、当地が木曽川の清い水によって形成された水田地帯であったためと言われています。
社伝は神武天皇33年の創建とし、祭神は尾張氏の祖とされる天火明命。祭神の御子・天香山命が、葛城の高尾張邑から当地へ移って開拓するにあたり、父・天火明命を祀ったとしています。ただ、諸文献によると、江戸時代までは大己貴命あるいは國常之尊を祭神としており、正式に天火明命を祀ったのは明治以降のことです。また、祭神が8頭8尾の大龍に乗ってきたという伝承があることから、水神としても信仰され、尾張藩主はたびたび晴雨祈願をしていました。
中世以降は、尾張国一宮として朝野の崇敬をあつめ、鎌倉時代には順徳天皇が多数の能楽面(重文)を奉納。神領は、嘉禎元年(1235)に記された久我文書に、「水田129町9反300歩」と所載されています。江戸時代は、尾張藩主のあつい庇護を受けます。名古屋城築城後、初代尾張藩藩主・徳川義直1631年(寛永8年)に真清田神社の社殿の大修復を行なっています。また、尾張藩4代藩主の徳川吉通は1702年(元禄15年)に本殿を修造し、さらに1707年(宝永4年)には楼門を再建するなどしています。松平忠吉は神領200石を寄進、寛永4年(1627)には徳川義直から神領105石を寄進され、旧来からの神領とあわせて336石6升となった。寛永16年(1639)義直からあらためて黒印状を寄せられ、これより歴代の領主は、先規によって朱印状を寄せるにいたりました。また、1747年(延享4年)には尾張藩8代・徳川宗勝が本殿を修造、さらに1792年(寛政4年)にも尾張藩9代・徳川宗睦が同じく本殿修造を重ねており、真清田神社の尾張国一の宮としての崇敬が伺えます。
その後、1932年(昭和7年)社殿修理や境内の整備が行なわれたものの、残念ながら名古屋城同様に、大東亜戦争の米軍空襲によって一部を除き、ほとんど焼失しました。
境内社の服織神社は、祭神の母神であり、織物神とされる萬幡豊秋津師比賣命を祭祀。東海地区最大級の七夕祭り「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」では、特産の毛織物が奉納されます。

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▶楼門前の太鼓橋。

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▶昭和36年再建の楼門。

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▶手水舎。

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▶拝殿。

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▶拝殿左から。

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▶奥がご本殿。

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▶拝殿からご本殿。

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▶神馬。

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▶夫婦楠。

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▶幸運楠。

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▶伝教杉。

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▶君が代に詠まれている「細石」

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▶服織神社拝殿。

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▶服織神社拝殿からご本殿。

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▶愛鷹社・犬飼社・天神社。

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▶鶏が放し飼いにされています。

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▶この階段を上ると

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▶須佐男社、愛宕社、秋葉社が祀られています。

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▶神池の中に島があり、八龍神社と厳島社が祀られています。

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▶神池の手前側に社がありますが、祭神は不明。

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▶稲荷神社。

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▶三八稲荷神社。

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▶三八稲荷神社の右となりの稲荷社。

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▶神水舎。

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▶ご神水。非常に美味しかったです。

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▶神水舎内の社、ご祭神は彌都波能賣大神齋様。

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▶子宝祈願らしい・・です。

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▶おもかる石。


●神明社(愛知県一宮市大宮1丁目付近)
尾張一宮駅から真清田神社に向かう途中に神明社という神社を発見しました。真清田神社に関係があるのかどうかも全く解りません。また、ご祭神や由緒など何の案内板もないので全く解りませんでした。ご挨拶だけさせて頂きました。

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