月夜見宮(H20.6.21)
●豊受大神宮別宮 月夜見宮(三重県伊勢市宮後1丁目)
豊受大神宮(外宮)の別宮のひとつがこの月夜見宮。月夜見尊(つきよみのみこと)と、その荒御魂(あらみたま)の2神を祀っているところです。月夜見尊の御事については、『日本書紀』(元正天皇養老4年〈720〉奏進)の上巻に、伊邪那岐命と伊邪那美命2柱の御親神が、天照大御神をお生みになり、次に月讀尊をお生みになられ、月讀尊は夜之食国(よるのおすくに)を治めるようにとご委任されたと記されております。御祭神の月夜見尊は、天照大御神の弟神で、皇大神宮別宮の月讀宮におまつりされている月讀尊と御同神でありますが、当宮では、月夜見尊の文字が用いられております。
▶外宮の北御門から真っすぐ月夜見宮に至る宮後町の道は、昔並木があり、その道の真中は歩かない、また穢れに触れてしまった者はその道を避けて通らなかったという習慣がありました。町の古老の伝える歌に
宮柱建て初めしより月讀の神の生きかふ中のふる道
月讀の宮仕へとて夙(つと)に起き通ふ神路を清めざらめや
とあり、この道は神様の通う道であると信じられ大切にされていたようです。
▶現在もこの道は地元の人々に「神路通り」と呼ばれ、親しまれています。
▶外宮から伊勢市駅方面に向かう「神路通り」を歩き、突き当たりに月夜見宮が見えます。
▶落雷にあって黒焦げになった樹の根元に石の神様が祀ってあります。
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